ロケーションズ・スタッフブログをご覧くださっている皆さま

今週もたくさんロケーションズ・マンスリーへお問い合わせいただきまして

まことにありがとうございました

残暑厳しき折 まだまだ過酷な夏は続きますが

今月もどうぞよろしくお願い致します

 

というわけで

8月だ

今日は長崎に投下された原爆の日

先日6日は広島に投下された原爆の日

15日は終戦記念日

テレビ番組ではこの時期 戦争にまつわる特集が多く組まれるが

私が毎朝見ているいくつかの朝ドラでは戦前戦後を生き抜いた人物を描く話が多く

「食べるものが手に入りにくくなった」「贅沢は敵」「お国のために戦う」

ドラマの中でこのようなセリフを毎日のように聞くと心臓がきゅーっとなる

 

赤紙が来てまだまだ若い息子を送り出す母親のガックリ無念な気持ちを考える

戦地に向かう我が息子に大人たちが

「”行って来ます” じゃなく ”行きます!”と言え!」などと暴言を吐き

お国のために命を捨ててこい 生きて帰って来たいと思うのは非国民!なんて

(よくそんな残忍なことが言えたもんだね冗談じゃないわ・・・)と

戦争中もし私が生きていたら洗脳されることなく きっとそう思うだろう

 

8月6日午前8時過ぎ 広島の平和記念式典で広島県知事のスピーチが始まった時

私はテレビの前から動けなくなった

「抑止とはあくまで頭の中で構成された概念または心理 つまりフィクション」

「我が国も力の均衛では圧倒的に不利と知りながらも

自ら太平洋戦争の端緒を切ったように人間は必ずしも抑止論 特に

核抑止論が前提とする合理的判断が常に働くとは限らないことを身をもって示した」

「核兵器廃絶は決して遠くに見上げる北極星ではない

・・・実現しなければ死も意味し得る現実的・具体的目標」

「核兵器廃絶への歩みを止めないと誓う」平和へのメッセージであった

 

(※湯崎知事のスピーチ全文はネットに掲載されている

全文を何度も読み返し書き写してでも

世界平和 被爆者の方々について考えることを忘れてはいけないと思う今日この頃)

 

さて 話は変わるが

どうしても読んでおきたかった本「チョッちゃんが行くわよ」黒柳 朝・著が

図書室にて無事に手に入った

37年前に発刊されて以来 ぼろぼろのいい感じで私の手元に巡ってきて嬉しい

この著書の中には戦中戦後を疎開して生き抜いた著者の

悲しいけれど決して絶望はしなかった力強い記録も いきいきと描かれている

昔の30年以上前の本の中にでさえ

「いまだにどこかの国で戦争が起きています」という文があり

(人間って愚かで無意味なこととわかっていても繰り返すものなんだなあ)

一国のリーダーが持った強欲なんて誰も幸せにしないし哀れなものだなと思う

身近なところから平和を意識すれば戦争なんて起きないとはよく言うけども

私自身いやな出来事があればいやな気分を我慢できなかったり引きづったりがある

自分の気持ちを楽にするためにもそこはうまく逃げたりかわせばいいものを

くっだらなーいことで立ち向かおうとするこの人間の虚しさよ・・・

何が言いたいかというとですね

「世界平和を手に入れたいならば まず自分自身が平和な心身を保つことだ」

ということ(※あくまでも個人の考え方です)

人間だもの こういうことたまに忘れるので紙に書いて壁にでも貼っておこうと思う

 

 

戦後80年

私がまだ若い時 戦争中必死で生き抜いてきた話をしてくれた祖母を思い出す

その祖母は亡くなり あれから私も年を取った

(あの時の話は貴重だった なんでもっと話を聞かせて!と言わなかったんだろう)

心残りはあるけれど あの日聞いた壮絶な話は確かに私の気持ちを塗り変えたと思う

小さな子供を守りながら「絶対生きる!」と戦火をくぐりぬけてきた逞しい人たち

あの時の祖母の話を思い出すと今でも涙が出る

戦争中の人々は現実の悲惨さを目の当たりにしても

泣く暇もなく 泣くことも忘れてただただ必死だったのだろうと想像できる

命は有限 どうでもいいことで争っている暇はない

命がけで今の私たちの人生を繋いでくださったご先祖様に感謝をする夏

祖父母を想いながら 静かに過ごす8月

「あれから80年経ちますね 有難うおじいちゃん おばあちゃん」

 

 

yoko.n

 

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